アジトな居酒屋「燻製 スギヤ商店」で燻製にまみれてきた

おいしいもの

可愛いおじさん。

多忙な友人が「1週間休みができた」ので、早速「ご飯行こう!明後日!」と誘って行ってきました。
彼女は割と食べ物の好みがはっきりしているタイプと思っていたので、いろんなジャンルを候補で挙げたのですが、まさかの「燻製」にヒット。
私も気になっていたところに行けたのでウハウハです。ありがとう。

超見つけにくい

夏の暑さにやられてお店の外観を撮るのを忘れました。
こちらのビルの4Fにあります。

中に入ると・・・まさかの座敷。あっけにとられました。
打ちっぱなしのコンクリート壁が、なんだか悪い組織のアジトを思い起こさせます。

テーブルはシンプルでおしゃれ。
今日のコースメニューが奥に立てかけてあります。

燻製の香りでおぼれる

まずは1杯目。燻製ジンジャーハイボール。甘口か辛口を選べますが、今回は辛口。
お通しは燻製のお漬物です。たくあんの燻製っていぶりがっこであってる?

ハイボールは口元にもっていくだけで燻製の匂い。どういう作り方しているんだろうか。
辛口らしい、喉がひりひり焼き付く感覚があります。爽快で夏にぴったり。

チーズ豆腐。上にかかっている燻製塩と一緒にそのまま食べます。
甘さ控えめのレアチーズケーキみたいな豆腐に、ガリガリの塩が合う。デザートのような、つまみのような不思議な食べ物でした。

燻製チーズ。フライパンで表面を焼き、外はカリっと中は柔らかくしたもの。
これは家にストックでほしい。1㎜かじるだけで酒が3口進む。悪魔のチーズ。

ポテトサラダ。升の中に皮付きのジャガイモと細切りのチーズが入っています。
「升の下の皿に出し、お好みの硬さや大きさになるまで混ぜてください」とのことでした。

私は情緒がない人間なので、「いやこれ最初から混ぜて出したらいいんじゃね」と思っちゃったごめんなさい。
でもなんだかんだ混ぜる過程も楽しかったです。味は申し分なくおいしい。

お刺身。燻製関係ないやん!って一瞬思ったのですが、

こちらの燻製醤油をつけて食べるとな。

この醤油、燻製の匂いはきつくないのですが、醤油の塩味がきつくなく、丸い口当たりです。多分卵かけご飯とか合いそう。

馬刺し。こちらも先ほどと同じように醤油と、添えられたニンニク・ショウガで食べます。
赤身肉特有のもきゅもきゅした食感がたまらないです。見た目以上にボリュームがあるのに、あっさりおいしい。

燻製と言えば、やはりソーセージ・ベーコンですよね。
ベーコンはほどよく厚くカットされていて、かみしめるたびに肉汁と燻製の匂いを堪能できます。
ソーセージは単体でもジューシーでおいしいのですが、マスタードと組み合わせると燻製の匂いがより立って破壊的なうまさに変わります。

どちらももう匂いだけで酒が進むぜ!ということで2杯目、燻製バイスサワー。
後から調べたら主にシソとリンゴのリキュールで、割と置いてあるところは少ないそうです。甘酸っぱくておいしい。

今回の大トリ、燻製すき焼き。
燻製のトマトシャーベットか燻製の生卵を付けていただきます。

トマトは初めてでしたが、サシの細かく入った肉を付けて食べると油があっさりして、猫舌にも優しいひんやり仕様になります。

燻製生卵は安定においしい。すき焼きと言えばこれといった感じ。

〆には燻製梅干しのお茶漬け。
種があらかじめ取ってある優しい設計。梅干しのツンとくる酸味があまり得意でないのですが、これは柔らかくておいしかったです。

デザートまで燻製。チョコレートを燻製したものだそうです。
正直あまり違いがわからなかった。馬鹿舌ですみません。

ゆっくり話したい人を連れて行くといいかも

今回はコースでお願いしましたが、アラカルトもおいしそうなものばかりでした。
見つけにくい場所にはありますが、なんば駅からのアクセスは良いので、燻製にまみれたい人はぜひ。

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