佐久島の帰りは「うなぎ横丁 うなぎの兼光」のひつまぶし一択

おいしいもの

見てくださいこの顔。おいしいうなぎを食べた人の顔です。
佐久島の帰り、友人の提案でうなぎを食べてきました。

暑さと空腹で思考停止していたので、

「Google Mapでめちゃ評判いいんですよ。行ってみませんか?」
「行く(白目)」

と二つ返事でOK。同じくバテていたであろう友人が再び運転してくれ、感謝しかない。

一色港から車で10分

こちらも港に近いので、車でのお越しがベストかも。
駐車場もそこまで狭くないことと、私たちの強運により無事停めることができました。
OKしたはいいが、物々しいたたずまいに財布へ冬が到来するのではないかとびくびくしました。

夕方少し早めの時間が幸いしてか、そこまで待つことなく入店できました。
疲れすぎていたのでお酒は控え、ひつまぶしとう巻を注文。
お店の奥では時々炎がちらつき、わくわくを加速させます。

う巻は甘めの味付けでプルプル

先に一品もののう巻到着。
空腹と疲労の前では何もかもがおいしく感じるものですが、それとこれとは別。

貧乏性なので端から少しかじってみたのですが、これはすごい。
うなぎに到達していないのにうなぎの味がします。出汁がじわじわと口内を侵略して、空腹にアッパーしてきました。
私はしょっぱい卵焼きの過激派なのですが、こればかりは甘め寄りの味付けに寝返りそうです。
中に巻かれているうなぎはかろうじて原型をとどめているトロトロ加減。

いよいよひつまぶしが来た

ボスが到着しました。デデーン。

お味噌汁、薬味、漬物、出汁のセット。

4回に分けて食べるのが公式だそうで、メニューに手順が書いてありました。

まずはそのままよそって。

一口入れた瞬間、「すごい」「やばい」しか言えなくなりました。ロマンスの途中か?
うなぎは皮目がぱりぱり、身の方が離乳食ばりのふわふわ。
うなぎって、だいたい骨がいやって言う人もいると思うのですが、これは骨を一切感じさせない舌ざわり。不思議です。
脳内が「おひつ抱えて一気に流し込みたい」vs「いつまでもこの感覚をちまちま味わっていたい」でせめぎあいました。

後者が勝ったので2セット目。

わさびとねぎを添えました。
わさびが入ると、たれの味が一気に変わりますね。
いいわさびなのか、ツーンとくることはなく、さっぱりとした風味だけを残してうなぎとともに去っていきます。

続いて3セット目。
ひつまぶしの真骨頂、出汁茶漬けでいただきます。

うわあ

うわああああ

ごはんが若干固めにたかれていて、たれのみに合わせると「米を食っている」感がすごいのですが、出汁に合わせるともはや飲み物と化します。
出汁がまた熱くもなく冷たくもないちょうどいいのですよ。終盤にさらっといける温度。
4セット目は思いっきりわさびを溶かしてさっぱりと流し込みました。

佐久島の帰りはうなぎを食べよう

うなぎというとおいしい店で食べることに、金銭的な問題で若干の抵抗がありますが、ここはひつまぶし一人前3520円(税込)。
1回の飲み代や奮発したランチ程度に考えるとめちゃ手が届かない金額でもないので、ぜひ旅の途中に立ち寄っていただければ。

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