とにかくまずはこの伊勢海老を見てくれ。
奮発したディナーに行ってきました。
彼氏の誕生日に行ってきた
去年初めての誕生日プレゼントには、コロナの合間を縫って博多旅行を贈りました(一緒に行きました)が、今年は厳しい情勢。
残念ですが、その分「旅行いくはずだったお金をおいしいものに全部つぎ込めばよいのでは?」という結論に。
美味しいごはんを探すにあたり、リクエストを聞いたところ「肉」。
私の誕生日の時と同じ焼肉だと芸がないと思い、今回は彼氏も人生初の鉄板焼きへ行くことにしました。
なんだかとっても物々しい
「鉄板焼 炫」は、もともと伊勢海老料理のお店「中納言」の系列店だそう。
看板にも中納言の表記が。シックな色遣いで高級店って感じ。(小並感)
入り口はよくわからないオブジェが立っていて、自動ドアから受付に入ります。
1階はホテルでいうフロントみたいなものらしく、実際案内されたのは地下1階でした。
乗り込んだエレベーターではおそらく建物自体は7~8階まであり、上の階は宴会場のようです。
着席すると目の前が鉄板。
このまま映画のセットにされてもおかしくないような、テレビでよく見る光景でした。鉄板がピカピカしてる。
いよいよコース開始、の前に
コロナの影響でお酒が飲めないので、ノンアルビールをチョイス。
最初に銀のボールを持ってきたかと思ったら、「今日食べる伊勢海老です。半分はお造り、半分は焼いて食べます。」
思わず不躾に「このまま写真撮ってもいいですか?」と聞いてしまったけど、料理長さんは慣れているのか「どうぞどうぞ」。優しい。
今回私が予約したのはアニバーサリーコースで、伊勢海老と鉄板焼きのお肉が両方出てくるものです。
彼氏は鉄板焼きも初めてですが、伊勢海老も初めての模様。私もそんなに記憶がないので、最初からそわそわ。
どれも繊細なつくり、だけどボリュームたっぷり
前菜。牛の煮物、ムール貝とツナのサラダ、トロサーモンとビネガーソース。
感動のあまりメモを忘れて食べてしまったのでおぼろげです。
牛の煮物は溶けるような食感を想像していましたが、結構しっかり噛んで食べるものでした。
その代わり、パサつくことはなく噛むたびに出汁がじゅわじゅわ。一番食べなれた味に近い、ほっこりする煮物でした。
ムール貝とツナのサラダがこの中だとダントツで好み。
噛むたびに細かい貝がキュッキュッとして、ボールを抱えてもっちゃもっちゃ口いっぱい頬張りたいやつ。
トロサーモンはソースもおいしいのですが、焼き加減がちょうどいい。
口に入れると後から炭のような香ばしい匂いが追いかけてきて、二度楽しめます。
伊勢海老のビスク。
最初器を鉄板で温めていた時はソースかな?と思っていました。
実際食べてみると「スープじゃなくてソースやん…」というくらい海老の味が濃く、少しだけ奥に酸味がいるので重たく感じることなく飲めます。
バゲットにつけて食べてもよい。カリカリとトロトロが両立している・・・。
水筒に入れて持ち歩きたい。どんなに嫌なことあっても「私伊勢海老のビスク持ち歩いてんだよね」って気持ちでいたい。
伊勢海老のお造り。
半身がこんなにきれいに盛り付けられるなんて感動。
海老醤油と梅風味の出汁醤油で食べます。まず醤油がおいしすぎてツマまで食べてしまった。
海老本体は、最初表面がとろっと口当たり、かみしめるごとにエビのブリンブリンな繊維。
いつもスシローで食べている生の甘えびとは違う・・・(スシローも大好きです)
伊勢海老の鉄板焼き。言うことない。おいしすぎる。
個人的にはお造りより焼きが好みかも。どっちも捨てがたいけど。
火を入れると口に入れたときに肉汁ならぬエビ汁がにじみます。
何が最高って、海老味噌が添えられていること!身につけて一緒に食べてもいいし、ソースに溶かして食べてもいい。そのままでもいい。
いよいよ肉。伊勢海老ゾーンはいったん抜けます。
鉄板焼のお店をリサーチしていると、「サーロインorヒレ」という風に一人当たりどちらかしか食べられないようになっていますが、ここは両方食べられます。
肉を焼く前に焼き野菜を出してくれるので、口が寂しくない。デブの発想。
肉を焼くところを撮らせていただきました。
まずはヒレ。確かに肉はそこにいるのに、数回噛むといなくなってしまう。おいしい。でもつらい。でもおいしい。
次にサーロイン。こちらは噛む間もなく消えてなくなります。いったいどういう仕組みなんだ。
肉や野菜につけるのは、おろしポン酢、塩、麦みそ。
中でも塩がとても特徴的で、片栗粉みたいに細かい。どれを付けてもおいしいですが、塩がダントツでした。
一緒に出てきた左のサラダは、味噌ドレッシングで食べます。レジ横に置いてあって買って帰るか死ぬほど迷った。
最後ガーリックライスか伊勢海老ラーメンを選べたのですが、めちゃくちゃ悩んで二人ともライスにしました。
結果、伊勢海老の赤だしもついてきて大勝利。お造りで使わなかった頭で出汁を取っているそうです。
〆のデザート。フルーツ、レモンのムース、マンゴーシャーベットとケーキ。
この中だと特にレモンのムースがお気に入りで、酸っぱいだけでなくほろ苦い香りもしてとても〆にふさわしいデザートでした。
彼氏は誕生日仕様なので、ロールケーキがついていました。
出されてからしばらくにこにこで皿を眺めていた。尊い。
お値段以上の満足感
ここまで見ておわかりになる通り、かなりのボリュームでした。
普段量と質なら量を重視するジャンキーな私ですが、どちらもいいとこどりの満足なコース。
帰りになぜかくじ引きがあり、1000円分のお食事券をいただいたので、今度はランチにも挑戦してみたいです。
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